旧日本海軍の戦艦、空母や航空機などについて簡単にご紹介します


駆逐艦 秋風

駆逐艦 秋風【峯風型駆逐艦 九番艦】
Destroyer  AKIKAZE 【MINEKAZE-class Destroyer 9th】


参考資料 『写真・太平洋戦争の日本軍艦 [大型艦篇][軽艦艇篇]』(阿部安雄・中川勉)
起工日 進水日 竣工日 退役日(沈没)
ルソン島付近
建 造
1920年6月7日 1920年12月14日 1921年4月1日 1944年11月3日 三菱長崎造船所
基準排水量 全 長 全 幅 速 度 馬 力
1,215t 102.6m 8.92m 39.0ノット 38,500馬力







駆逐艦秋風虐殺事件


【秋風】「支那事変(日中戦争)」では華中の沿岸で活動をしていました。
太平洋戦争では南方で輸送任務や船団護衛を行っていましたが、1944年11月、輸送任務中の【隼鷹】を護衛中に【米潜水艦 ピンダト】の魚雷によって沈没します。

【秋風】で語らなければいけないのは、その経歴ではなく、タイトルの「駆逐艦秋風虐殺事件」だと思います。
1943年8月、【秋風】「ニューギニアの戦い」においてニューギニア島の現地民をラバウルへと輸送している最中、あろうことか民間人を全員理由もなく殺害してしまったのです。
戦争は殺し合いではなく、捕虜はもちろん、民間人の虐殺なんてもっての外でした。
戦意のない者を意味もなく殺害することは国際条約でも厳しく禁止されています。

【利根】で発生した「ビハール号事件」は殺害されたのが捕虜でしたが、こちらはさらに無関係の民間人とあって、終戦後に連合国は本事件を徹底調査します。
しかし当の【秋風】はすでに沈没し、乗員も全員が死亡。
結局上官2名がB級戦犯とされたものの、本事件に関しては不起訴となっています。

日本は少なからずこのような事件も起こしており、拭い切ることのできない汚点となっています。
(連合国側でも発生していないことはありませんが・・・)


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